くろみき電波塔。

とりあえず続ける。

サイタマ→トットリ

2016年4月22日、鳥取に移住しました。

 初めて鳥取に来たのは去年の11月。鳥取砂丘を見るためだけに決行した1泊2日のひとり旅。

1日たっぷりと砂丘を楽しみ、ビジネスホテルにチェックインを済ませ、夕飯を食べに街に繰り出した。なんとなくフラフラしていると一軒のカフェを見つけ、食事を済ませた後にコーヒーを飲もうと立ち寄った。そこが、Book Cafe ホンバコ(http://honbako-tottori.com/about/)だった。リノベーションというものを初めて目の当たりにしたのもその時だった。それまでは、リノベーションという言葉は知っていたけど、都会だけのものだと思っていたし、意識高い系で飛び抜けたおしゃれなイメージしかなくて、漠然とした憧れはあったものの、身近で感じることはほとんどなかった。もっとリノベーションのことをいろいろ知りたいと思ったのと、何よりそこに集まる人たちの面白さと温かさに完全に魅了されてしまった。鳥取に行ったとしても、あの日じゃなかったら、ひとり旅じゃなかったら、あの道を通らなかったら、この人たちに会えなかったと思うと勝手に運命すら感じてしまう。

話している中で「移住しちゃえばいいじゃないですか!」って何度か言われて、きっと冗談だったと思うけど、私は本気にしてたな。ここに来れば、何か変わるかも!って思えた。

そして、年明けの1月には住む家も決まり、2月には仕事も辞め、いよいよ具体的に話が進んできた。最初はワクワクしかなかった移住も、予定が近づくにつれ、やっぱり不安になったり、寂しくなったり、自分の弱さに負けそうになったけど、珍しく有言実行してみた。

今までは、飛行機と新幹線と列車でしか来たことのなかった鳥取。でも、今回は旅行じゃない。移住するのだ。

2016年4月21日、できる限り旅立ち感を演出するため、品川まで見送りに来てもらい、夜行バス<キャメル号>に乗り、鳥取へ出発することにした。

当日、バスのチケットを印刷し忘れ、出発直前にコンビニまで猛ダッシュするはめになる。なんとか出発3分前にバスに乗り込んだものの、見送りに来てくれた人とドラマチックに別れを惜しむ時間が全然ない。せっかくの旅立ちの計画が台無しだったけど、無事に到着。

鳥取に来たら何か変わるかも!と思っていたけど、やっぱり自分を変えるのは、自分でしかない。でも、鳥取はやっぱり魅力的な場所だ。毎日鳥取の刺激にもまれながら、自分の弱さとも向き合いながら、強く楽しく生きられるようになりたいと思う。

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