カフェと喫茶店の違いを考える。
カフェと喫茶店の違いを私なりにふと考えてみた。
●カフェ
(漫画『奥田民生になりたいボーイ 出会う男全て狂わせるガール』)
(映画『モテキ』)
・店員も含めおしゃれな人しか許されない空間。(すっぴんなんて無理)
・店員のコミュ力高め。(やたらと話しかけてくる)
・一人でも余裕。(むしろかっこいい)
・パソコンはMacBook。(シールいっぱい貼ってある系)
・基本禁煙。(喫煙は外のテラスでかっこよく)
・座りづらい硬い椅子。(高すぎて足の置き場に困る)
・ちっさいテーブル。(プレートランチ頼んだら、なんも置けねー)
・音楽はボサノバ風カヴァー曲。(とにかく日本語以外の曲)
・周囲が気になりすぎて挙動不審に。(写真を撮るときはバレない角度で超微音カメラ起動)
●喫茶店
(アニメ『タッチ』より)
(ドラマ『去年ルノアールで』)
・店員は普段着にエプロン程度。(こちらも本当の自分をさらけ出せる)
・会話は必要最低限。(心地よい、ありがとう)
・一人でも余裕。(一部の友人からは変人扱いされるけど)
・パソコンより本。(電車内で読むのを少しためらうようなタイトルの本でも全然余裕)
・オール喫煙席。(禁煙してるのに吸いたくなる)
・ふっかふかの椅子。(足のやり場に困らない)
・一人でも四人席にご案内。(ナポリタン、ミニサラダ、コーヒー、本を置いても余裕のテーブル)
・音楽は適当なUSEN。(全く頭に残らない、これぞBGM)
・人間観察、店内観察し放題。(誰も私の行動に興味ない)
というわけで、もちろんカフェも好きだけど、喫茶店の方が今の私の体に合っていそうなので、鳥取の喫茶店に積極的に入ってみようと決めた。
鳥取駅から徒歩3分。サンロードにある「CAFE DE チャップリン」
くるくる回る看板が目印。そこから階段を下り、久しぶりに見た地下1階の立地にそそられる。
さっそくキュートなチャップリンが迎えてくれる。入店するなり急いでトイレを借りて、座ったのは広々4人席。
壁を見上げる。さやか&たかちゃん、ゆか&じゅん、みさと&誰かは今頃どうしているのだろうか。なんだかコレを残してるみんなの風景が想像できて、でもやっぱり別々の人生を歩んでいるんだろうなー、なんてことを考えてちょっぴりセンチメンタルになったり。
そして、頼んだのはナポリタン!!
ではなくマカロニグラタン♡
苦手な玉ねぎを懸念しながらどうしても食べたくて頼んだけど、なんとマカロニオンリー!奇跡!!こんなストレスなしでグラタン食べたの初めてだ。スプーンもかわいい。
そして、こちら。
最近は古いラブホテルくらいでしか見かけない書き込みノート。もちろん書き込んでみた。いつまでも残らないように、フリクションで。
この日は2年に一度の聖神社のお祭り1日目。お花代という名の寄付を求めて何人もの祭人が訪れるが、クールにはっきりと断る奥さんと奥で静かに本を読み続けているマスターがかっこいい。
そんなクールな2人だったけど、帰り際に勇気を持って話しかけてみた。
拍子抜けするほどいろいろしゃべってくれた。15分くらい立ち話したかな。
私が移住してきた旨を伝えると、「なんでこんな鳥取なんかにー?」なんて言いながら、なかなかマイナーなおすすめスポットを教えてくれるマスターと鳥取の安全性について教えてくれる奥さん。やっぱり住んでいる人が好きな街は素敵な街だ。
店内にも置いてあるこの本に掲載されていた。貴重な「純喫茶」らしい。
「純喫茶」をいやらしい喫茶店だと思っていたけど、違った。
調べてみたら、関東大震災後の「カフェー」の方が「特殊喫茶」「社交喫茶」と呼ばれ、いろいろ特別な楽しいサービスがついていたみたい。
うーん、奥が深いぜ、カフェと喫茶店。
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