くろみき電波塔。

とりあえず続ける。

けなげ組/平本勝彦

「亀田の柿の種」の小袋の裏のアレである。

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子供の頃からよく見ていたのに、最近見かけないな・・・なんて急に思い出したのは「すみっこぐらし」との出会いだった。

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こ、これは現代版「けなげ組」といっても過言ではない。

中でも「えびふらいのしっぽ」がかわいくて、思わず巾着袋を購入。

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かわいいので、最近はいつも私のリュックの中にいるが、そんなことはどうでもいい。

めっきり見かけなくなってしまった「けなげ組」が急に恋しくなり、amazonで買ったのがこの本である。まさか、本になっているとは思ってもいなかったので、見つけた時は少々興奮してしまった。

正直いうと解説本的なものを期待していたのだけど、内容は絵本だった。「けなげ組」会員番号001の柿の種くんが同じようなけなげなお友達を探しに出かけるというストーリー展開で、会員番号順ではなくゆるいカテゴリーでけなげ組のみんなを紹介していく。背景のイラストも充実しているし、たまにクスッとくる一言が付け加えられていたりして、懐かしいながらも新鮮な気持ちで「けなげ組」を振り返ることができた。

最後には、いつも口をへの字に曲げているみんながにっこりして集合写真を撮っているイラストがあり、なかなか感動的だった。そして、本当に最後の最後で「けなげ組」の秘密の仲間を発見してしまった。この本を買わなかったら絶対出会えなかったし、もしかしたらこの本を持っている人でも見つけていないかもしれない。だから、みんなにも秘密にしておく。

 

柿の種の袋の裏側からは姿を消した「けなげ組」だが、亀田の柿の種のホームページでは、今も会員番号001から100までのみんなが紹介されている。

www.e-kakinotane.com

 

そして、さまざまな「けなげ」に気づける作者こそ「けなげ」そのものだ。

会員番号100「あなた自身」

悲しい過去や厳しい現実にもグッと耐えて、

笑顔を絶やさず夢に向かって

1日1日を一生懸命生きている……

そんなあなたが、いちばん「けなげ」!

って、言われても胸が痛いよー。やめてよー。

「けなげ」に生きるのが一番難しいんだな、きっと。

 

 

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